「スペース 直感」
直感とは、理性にたよらず瞬間的に物事を感知する能力のことで、何か察する、予見するという意味合いも含んでいます。
「スペース・直感」では、無意識や夢の世界、変容した意識など、理性のコントロールを受けない分野を扱った書物や芸術作品が交差し、出会います。
美術大学出身あるいは独学のアーティストや作家たちが、ふだん私たちが知るものとは異なる新しい言語やフォルム・色彩を表現し、彼ら特有のスピリチュアルな波動やエネルギー、瞑想や夢想の世界へと私たちを目覚めさせてくれます。
彼らにとって、芸術的創造とは直感の迷路、つまり「並行した廊下」に入る手段なのです。創造のプロセスをとおして、想像世界に働きかける本能的なメッセージや感覚を書き写すことが可能になります。
グレーや奥深い黒色の陰にあるこの無限のスペースは、黒っぽく謎めきながらも、自らの直感を信じる人たちの感受性をあらわひ、光輝くでしょう。